おまめの戯言

関西で社畜の日々を送る25歳干物女です。麻雀のことや仕事のことを呟きます。初心者ということを念頭にご覧ください

「なんでもいいよ」を形にするマーケティング

「なんでもいいという言葉が嫌いだ」そんな話を友人から聞いた。「なんでもいいって言うくせに、決めたら文句を言うから」

確かにそういった人間は多数存在する。むしろ「なんでもいい派」の方が多いのではないだろうか? 

 

 

この正体を私は知っている。ずばり「何でもいい」は「なにかしたいけど、自分でわかっていない=解像度が低い状態」である。なんとなく遊びたいが、何をして遊ぼうか。うーん、何だろう。まあ何でもいいかな。こんな感じ。しかし実際は自分で気づいていない「本当の欲求」がある。

 

「何でもいい」って言われた場合、ことばを鵜呑みにして、自分が行きたい場所を提示してはならない。「思ってたんと違う」と言われる。でもじゃあ何がいいの、といっても上手い答えが返ってこない。これが一番日本人の面倒くさい性質だろう。

 

じゃあどうすればいいんだ!!!!!!と思う方。

 

「勝手マーケティング」をしてみる。

もう少しかみ砕くと「相手の気持ちに立ってみる」。これだけではわかりにくいので、ワークショップ的に事例を紹介してみる。

 

【事例】

在宅勤務も早3ヶ月。久々に出社して会社の20代女子先輩とランチ、雑談。

 

「最近みなさんと喋れてなくて寂しいですね」「そうやねー」「なんか日帰りとかでもいいんで、喋れる機会がほしいですね」「いこ!」

 

他の若手20代女子も誘うことになり、結果5人で旅行となった。最終1泊2日旅行になったのだが、大阪を起点としてどこへ行こう?起草者として他メンバーに聞いてみる。返答は一つ。

「なんでもいいよ」

 

さあ始まりましたなんでもいいよ選手権。こんな場合、あなたはどんな旅行プランを提案する?

 

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【前提条件】

・最近喋っていないので話をしたい女子5人

・オンライン懇親会ではなく「旅行」である

・コロナ下なので遠くは無理

・広告会社、普段は繁忙度高め。土日で旅行。

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いかがだろうか?大阪視点だが、ぜひ東京目線でも考えてみてほしい。これらを聞いて、おまめが考えることはこんな感じ。

 

①動き回るプランはNG。例えば加賀温泉加賀温泉は温泉以外特になく、観光するなら金沢か福井まで電車で揺られないといけない。また観光地が1か所に集まっているわけではないので、一つ一つを周回するような形になる。

 

②ホテルで女子会もNG。例えば神戸のオシャレホテル。喋るのが目的といいつつ、女子会ではなく「旅行にいきたい」と明言している。つまり普段の喧騒から離れた非日常を満喫したいという隠れたニーズがあるだろう。

 

③考えて動くプランはNG。繁忙度高めの会社なので、旅行先でいちいちどこに行く、何する?と会話する時間が疲弊するだろう。提案者も参加者も、やることがシンプルで決まっているものが良い。

 

以上3点から鑑みておまめは「三重の伊勢志摩観光プラン」を提案してみた。

【良いと思った点】

伊勢神宮と賢島でちょうど1泊2日が満たせる

近鉄で1本のため乗り換えも基本なくラク

トークは晩飯後のため、晩飯まで体力を温存できる

・宿の景色が良い、温泉が良い、食事が美味しそう

おかげ横丁で時間が調整できる

・伊勢参拝チケットと賢島~伊勢までのフリー切符付きで、新しく何かを買う必要がない

 

結果はみんな満場一致でOK。無事文句あるあるを回避することが出来た。

 

なんというか、この一連の流れはやっぱりマーケティングにも似ていると思う。

 

よく商品企画の本には「お客様の声を聞いてはいけない」という言葉がある。これは「なんでもいい」を鵜呑みにして企画を立てるのと同じ意味合いだろう。お客様が本当のことを言っているとは限らない。お客様目線、何言ってもいい。嘘を言ってもいい。本当にそう思っていると自分で感じていても、実は深層心理では別のメニューの方が嬉しいなんてこともよくある。

 

なんというか、マーケティングは難しい。本当かウソかわからない意見とデータのもとで、お客様以上にお客様のことを想像する必要があるからだ。しかも的外れな想像ではいけない、お客様の輪郭を掴みながら、本人が気付いていない欲求をひたすらに考えるのだ。

 

お客様の意見をなんでも反映する業界は潰れると私は思う。お客様のプロフィールも見ずに、思考を放棄して相手の言い分を鵜呑みにしているからだ。案の定失敗して首をかしげるマーケターを見てきたが、当然だ。そして首をかしげている奴に限ってこういうのだ。「お客様が言ったから」。

 

何かを企画し、実行する者は相手の立場で物事を考えること。特にそれを仕事にしている者は猶更だ。

 

なんでもいい、の一言でここまで考えるのは考えすぎやねんって思うかもしれないが、逆に考え抜いて作って、満足してもらえると私はとても嬉しい気持ちになる。

 

相手の立場になって考える。たったそれだけだけど、結構難しいのかもしれない。

思考ネタ大掃除

12月29日夜23時。おまめは暇だった。眠くならない薬を飲んだため少なくとも1時間は眠れぬ。仕方なく、半年で貯めたネタ帳を少しずつ「大掃除」してみようと思う。

 

 

⓪:一行のメモが、一生を変える。

仕事のため「〇モの魔力」を読む機会があった。なるほどなるほど。

本を読んだとき、得られる内容は3つあれば十分、という話があったが私がこの本を読んで得た知見は「メモを取る」であった。

 

私はワーキングメモリが少ないため、つい先ほどまでのことをすぐに忘れる。不注意型ADHDなので「自分の行動」に意識が行っていないのである。思考も同じ。思ったことはすぐに忘れてしまう。Webサイトなどはブックマークすることで知見を溜めていたが、思考に対しては行っていなかった。

 

メモに「心をブックマークする」のである。メモ帳に文章をつらつら書く必要はない。飽きる。脳がメモを見て「あ、こんなこと考えてたな」と引っ張ることが出来ればOK。脳内に付せんを張るようなものだ。

 

結論から言うと、滅茶苦茶面白かった。後でメモを見返して、自分ってこんな面白かったのかよ…もっと早く言えよ…と少し自分のことを好きになれたのも大きかった。

 

著書のメモ術は「具体」「抽象」「転用」に分けることで、知的生産を生み出すことができるという内容で、綺麗に整理されているのだが、おまめは整理が大の苦手である。なので、とにかく書く。不器用に書いてみたので、一部だけ紹介しようと思う。


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疲れてくると雑になる。以下、メモからピックアップしてみたので、暇な方はぜひ。

 

①:世の中で必要なのは「こだわり」である。

世の中で必要なのは偏愛。私が参考サイトを集めるときも「このサイト好きだなー」という偏愛で集めている。思い返せば上司も偏愛人ばかりだ。パンダコパンダについてアツく語り、コピーライターの違いや表現技法についてアツく語るうちの上司は38歳のアラフォーだが、好奇心は15歳の少年から変わっていないだろう。

 

これが仕事にも生きてくる。仕事で自分のしたいことを実現できる力があるのだ。

例えば上司はノベルティの特性に応じた展開キャッチコピーを提案し、無事実現にこぎつけた。「こだわり」は人を動かす原動力になる。

 

裏を返せば、普段から自分の「こだわり」はどこか、「やりたいこと」は何か。常に考えておくことが大切だ。しんどいまま仕事を続けていると、自分はどこに行けばいいのか、目的地が定まらなくなって潰れてしまう。

 

ちなみに、私の好きなことは「論理的な企画を作ること」だ。ターゲット層が何を考えて購買するのか、どういう所で喜んでくれるのか。分析したうえで、その人たちが喜ぶような企画を作る。だから企画職に身を置いている。苦手なスケジュール管理より、企画の方がやっぱりクライアントも喜んでくれるし、信頼してくれる。

 

自分の好きなことはとことん突き詰められる。それは傍から見たら「変人」と思われるぐらい奥の奥かもしれない。だからこそ、薄っぺらくない、本人にしか生み出せない「こだわり」が生まれる。そして人は「こだわり」に心を突き動かされる。偽物じゃない、本物を愛するのだ。

 

 「やらされ仕事」が嫌いなのは、モチベーションもそうだが、何より偽物しか生まれない。クオリティーも上がらない。誰も得しないからこそ、好きなものを仕事にしたいのである。

 

 

②:言語化できる奴が社会を支配する。

インスタや動画コンテンツの増加など「見る」ことに特化しつつある現代社会だが、だからこそ「ことば」の価値が上がっている。最近ホリエモンや西野だが「意識高い系」に持ち上げられている。例えばこんなやつ。この動画を見て、どう思うだろう?

www.youtube.com

 

人は「ことばにできないモヤモヤ」を常に抱えている。それが言語化されたとき、「こういうことか!」という気付きを得る。そして、自分が言語化できなかった気持ちを代弁してくれる人という認識を抱く。

 

小説で一番売れているのは太宰治の「人間失格」だ。「人間失格」がベストセラーなのは、人が誰しもが持つ言語化できない苦しみや気持ちを言語化しているからだと私は思っている。ホリエモンや西野と原理は同じなのだ。

 

結局のところいつの時代もことばが最強なのだ。最近は「見る」コンテンツが増えてきているのもあり、より一層加速しているように見受けられる。ことばを信じすぎることは危険だと私は思うが、どうなのだろうか。モニョモニョ。

 

言語化できない人は、自分のもやもやを言語化できる人を尊敬する。多井隆晴プロが麻雀界のトップにいる理由は「言語化すること」が超一流だからだ。「多井熱」も自分の言語化能力をフル活用しているなあ、と読みながら思うのであった。

 

ちなみに多井さんは「転用」が上手である。例えば石井一馬プロが対局室に彼女を連れていることに対して、もっと彼女をつかったコンテンツを生み出すべきだと話しているのも面白い。彼女を企画に入れることで、麻雀番組を面白くしようという魂胆だ。こういった俯瞰的な視点と言語化は、私も好きなので見ていて楽しい。

 

でも服はオフホワイトから卒業した方がいいと、おまめは思うのだった。

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と、こんな感じ。うーん、書ききれない。ちなみに付箋に書いてある言葉は下記4枚。

 

「ことばにできる人が最強」

「一行のメモが、一生を変える。」

人間失格が売れるのは人のエゴや自己を文章化しているから」

「世の中で必要なのは偏愛」

ブックマークで、内容は今思い出しながら書いてみた。中々楽しいので、暇になったらまた書こうと思う。おやすみー。

 

 

 

おまけ:ホリエモンの動画見てのおまめのひねくれた意見

「  私は「当たり前のことだろ」と思った。人口が減少傾向にある世の中だから、労働者の方が立場が上になりつつある。休日もしんどい、平日もしんどい。手取り14万で、生活も苦しく、貯金は溜まらぬ。そんな人生を選ぶなら、自分の手で掴み取れ。情報化社会で、他人が出来ない「有難いこと」がなんでも仕事になる時代だ。言い換えれば、自分の好きなことをなんでも仕事にできる時代だ。

 

赤レンガ倉庫 青空麻雀レポ&麻雀のポテンシャルについて 2019.11.2

PVの翌日!

普段Twitter雀荘などでお世話になっているABサミットさんが出展しているということで参加しました!!!8年振りぐらいの赤レンガ倉庫が麻雀とはΣ(・ω・ノ)ノ
会場に着いた第一印象は、めっちゃ人多い!想像の200%ぐらいの人&出展数!美味しいビールや海鮮丼も盛りだくさん!
私は富士宮やきそばをペロリしました(๑´ڡ`๑)ずっと富士宮やきそば食べたかったんですが、ねぎホルモンやきそばって神の食べ物ですわ…
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そしてABサミットさん出店の麻雀ブースへ!
麻雀は2卓ありましたが、常に人だかり&待ち列が!!出展を知らずにたまたま来た方が殆どで、みんな「麻雀!?」「すげー!」と興味津々( ̄・ω・ ̄)
確かに青空の元、美味しいご飯食べに来たら突然の雀卓やもんな…隣のブースろくろ回してるし…
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麻雀女子にモテモテ(?)の店長やじまさんを筆頭にRMUのアスリート太古プロなど、たくさんのスタッフさんにお出迎えいただきました!

麻雀はポンコツ丸で、普段鳴く役牌スルーしたりフリテンになったりダメダメ24着。
でも「50年振りにやった!」「学生時代毟られていい思い出なかったけど、こういうのいいね」「牌上がってくるの凄い!」などなど、参加される方と色々お話できて本当に楽しかったです。

Mリーグの話もみなさん興味津々で、PVの話やプロと同卓できるイベントがある話、普段の麻雀トークなど少しでも麻雀の楽しさをお話出来てたら嬉しいなーと思います!

思ったのは、麻雀と触れる機会がないだけで、みんなポジティブに捉えてくれるなあ、という印象でした。通りすがりの人も、うわ、とかやだあ…みたいな人が殆どいなくて、凄い!おー!っていう驚きの声が多かったです。

路上ライブもそうですが、沢山の人が通る場所で麻雀をアピールするというイベントはかなり成功しそうに見えました。駅のイベントブースとか、ジャックとか。

スポーツ新聞でポスター貼ってますが、Mリーグは誰にリーチしたいのか?ということを考えると既存の40代50代層ではなく、イベントに参加してくれたような、たくさんの方にリーチするべき?
…全スポーツ紙をジャック出来るお金があるならば、一駅だけジャックするとか、東京駅のイベントブース1日借りてイベントする方が、効果的かもです!

人手不足なら企画実行を請負うので誰かー!出資してー!✌(´>ω<`)✌


とかく楽しい、横浜!とてもスタイリッシュで明るく素敵な街でした!住みたい~~~
運営のみなさまも本当にありがとうございました!また遊びに行きたい(∩´∀`)∩

挑戦!一発裏無し ~A.rule三周年記念大会~ 2019.9.14

諸君 私は赤ありが好きだ

ポンで チーで
カンで 立直で

ありとあらゆる赤ありルールが好きだ

1枚目の東から鳴き、赤5pが流れて満貫になった時など心がおどる

立直が入り一発目に赤5sをツモってリーチ棒を奪い取るのも最高だ

諸君、私は高い手が飛び交う戦場を望んでいる

更なる割れポンを望むか?

情け容赦のないダブ東ドラドラを望むか?

よろしい、ならば赤なし連盟ルールだ!

 

というわけで人生初・赤なし連盟ルールでございます。

ゲストは指の人こと原プロ、そして女流唯一のA1リーガー、和久津プロ。

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正直連盟ルールは3半荘ぐらいしかやったことがなく超絶不安のこの世の中。

とはいえ、人間じゃない神々の遊びことA1リーグと、人間界のファイティング戦国時代ことA2リーグを時たま見ているため、なんとなく他ルールとの違いは見ていました。

超絶不慣れなルールに挑む際、私が課したもの!

①鳴きを極力減らす。躱し手>降り手を、躱し手<降り手にする

②打点を大きめに。手が悪いときは端の三色など、早い目に手を決める

③普段よりダマ多めでいく

この3点!赤がないので、ドラがないときの動きは要注意。

リーチはダマ多めで行くといいつつ…多分定石よりはリーチしちゃうんだろうな…。

 

結果は!

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三位た(/・ω・)/パチパチ

 

途中まで僅差の2位だったんですがラス半で何もできず陥落…(´・ω・`)

1位には超レア!和久津プロの名前入りジャケット!

2位には原プロのオリジナル指Tシャツ!(すっげえ目立つ!)

3位の私にはオリジナルマグカップver和久津プロが贈られました~~わ~~

 

難しかった牌譜! 東一局親番5巡目ぐらい 30000点持ち

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元々頭によぎっていたのは234…しかし234にするには頭がない…(´Д`)

赤あり天鳳ルールなら私的には發一択ですが、このルールだとドラ切りは三色を絡まないと打点があまり見込めない。しかも七対子イーシャンテン。むむむ…

というわけで私は打f:id:mitumame00:20190916233434p:plain

チートイは逃したくないが、三色は見切る…むむ、中途半端だったか…?

次巡

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麻雀って、最高だな…( ̄▽ ̄)

 

場に1pが2枚、2pが1枚。後は特に不可解な捨て牌はなし。ちなみにこれは、ダマで9600取りにいきますか?

行きません!!!!f:id:mitumame00:20190916233817p:plain切りリーチ!!!('ω')

 

①もろ筋引っ掛けだが、私の捨て牌がチートイっぽくない(確か89mと字しか捨ててない)ため、この巡目なら出るかも

②他家が2p使いにくそう

③ツモれば6000オール(/・ω・)/キメるぜ

※ちなみに同卓していた原プロ曰く、ダマもありだね!とのことなのでトッププロたちはダマなのかもしれない。ここが初心者所以

結果は

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人はこれを「流れ」と呼ぶのか……

 

あとこちらのリーチ・ダマ判断 東4 たぶんだいたい平たい感じの9巡目ぐらい

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ダマでも高めが出たらチャンタ三色8000。安めなら2600。9s2枚切れ、8s7sが確か2枚ずつ切れていて割と使いにくそう

ダマするしない? 私は悩んだうえリーチ(/・ω・)/

高目ツモれば12000、安目でも8000。高目出アガリは嬉しくないけど、ダマで安目ツモった時がつらいのと、9s2枚切れで安目の方が先に来そう。ということでリーチ。

…どうなんでしょう?

 

ちなみに勿論いい局ばかりではなく

2s3枚切れだーと言って三段目の愚形イーシャンテンから1sを押し、北ドラドラ3900に刺さったりなど、反省点も多々ありましたが、個人的には結構判断がうまくハマった大会でございました!連盟ルールも楽しい!

 

ちなみに記念大会とのことあって、普段からA.ruleで打ち慣れている常連の方や新進気鋭の連盟プロの方が多かったです!初めての雀荘デビューにはちと不向きかも!

とはいえ皆さま点数申告ポンコツ丸にも優しくしていただき…ありがとうございます…(´;ω;`)

 

スタイルが良すぎる原プロ

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細すぎ!!てか何歳!?何歳ですか!?かっこよすぎません!?

「指の人」「次来るときには新ポーズを披露する」「おまけの人」などさんざんな弄られようで、とっても面白かったです!原プロ「オレ大阪人より面白いし」とのことです!

 

原プロ&和久津プロ!

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和久津プロもスタイル良!?!?パンツスタイル超似合う!?

「これどういう感じでデザインしたんだろうね~」貴女様のためのデザインでございます!!!

しかし和久津プロはまさかの最下位><

和久津プロ「これで嫌なものを全部出したということで月曜日A1頑張ります~」

 

というわけのA1鳳凰戦なのですが

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きつい!和久津さんつらい!!!!!!!!

 

人外魔境のA1リーグ、なかなかつらいものがあります…

(藤崎さん+56.5で嬉しいのは内緒です…(´・ω・`))

 

赤ありばかりなので、たまには赤なしも、ということでございました。

次回麻雀プロイベントはSMNカップかな?

過去イベントのレポートもちょくちょく書きます!ではまた!

 

偏愛ストラテジーとファンマーケティング

近年「ファンマーケティング」という単語がプチブームになり、本棚でも結構並んでいた佐藤尚之著の『ファンベース』。ファンとは?それをマーケティングに組み込む意義とは?

 

人口が減少し母数が減っている以上、多数へ爆弾投下するマスコミュニケーションではなく、個人を重視する=個人にファンになってもらうという考えは今後ますます拡大すると思います。

 

私自身、オタク歴うん年なので、オタクがいかに推しにお金を貢ぐか目の当たりにしています。堅実消費と言われる世代が、何万円というお金を一日に消費していく姿を見ると「お金を支払う価値があると感じるものだけ消費する」という至極当たり前の結論に至ります。

 

いかに商品やサービスに価値を感じてもらうか。情緒と機能の双方から働きかける必要がある。前者を満たすものが「ファンマーケティング」なんですね(∩´∀`)∩

 

本書の特長

今日の一冊『偏愛ストラテジー』の特筆点は、プランナーとしての「伝え手」目線と一ファンとしての個人的な「受け手」目線の双方から見たファンマーケティングの方向性について記載されている点です。

 

本来「受け手」目線は主観的な感覚に寄ると思います。実際、本著の「受け手」目線は著者の経験であり、論文で書くにはファクトが不足しています。しかし、だからこそファンだからこそのリアルな気持ちや、そこから導き出される結論に重みを感じます。

偏愛は個人の感情と非常に深く結びついています。「どう見られたいか」とか「みんなが好きだから」ではなく、「私が深く好きだから」ということが基本にあります。世の中には便利なサービスも、素敵な商品も星の数ほどありますが、私のことを肯定し私のことを分かっていると納得できるものは少ない。だからこそ愛着がわき、偏愛に結びつきます。

→著者は某バンドの曲を聞いて「私を分かってくれている!」という共感を持ちファンになったという経緯があります。

 

私自身、数年前まで何もファン活動を行っていなかったので、ファン独自の欲求や想いを知らない状態でファンマーケティングを行ってもなかなか成功しないだろうな…と思います。本書は「ファン」特有の空気感を知りたい人向けだと思いました。

 

他社事例や定量調査に基づくファクトを読みたい方は、佐藤尚之著の『ファンベース』の方がおススメかもしれません。よりファンに寄り添った、近い目線を知りたい方は本書をおススメします。

 

本書はファンの心に火をつけるスイッチを6つに分けて紹介しています。

・よりそいスイッチ

・特別扱いスイッチ

・言霊スイッチ

・仲間スイッチ

・自分ごとスイッチ

・拡散スイッチ

 

それぞれ作者の経験談マンガを挟みながら受け手・送り手双方の視点を明確に分けて理論を展開しています。但しコトラー大前研一などマーケティングフレームワークに沿った内容というわけではないので、結構好みは分かれると思います。

 

ファンの定義とはなにか?

「送り手の次に期待している人」がファンである。

…例えば、とあるミュージシャンが好きで昔はよく音楽を聴いていた。しかし最近の曲は特にチェックしていない場合は、本書のファンの定義からは外れます。

 

「送り手」と「受け手」双方が幸せで、長期間つながりを持ち続ける関係でないと、どちらも続かない。「次の新曲は何かな」「ライブいつ開催するんだろう」など、未来に対して偏愛を持っている人をファンマーケティングとして刈り取るべきと書いてあります。

 

逆に、購入経験がなくてもSNSをフォローしてチェックしていたり、お金をまだ消費していなくても「送り手の次に期待してくれている人」はファンとしての潜在性が高い人たちです。

 

通常のマーケティングでは購入者調査をもとに考える傾向にあるので、未購入者かつファン見込み層に対するアプローチは意外と見落としがちかもしれません。

 

……すごく納得の内容ですが、全体的に企画書に落とし込みづらいんですよね。『ファンベース』にもありましたがファンマーケティングはファクトが出しづらい以上数字でのKPIが算出しにくいというか…。すごく腹落ちするのに……。

 

とかくファンの心理が知りたい方にはおすすめの一冊です(*'ω'*)